山本山雲    明治35年（1902）富山県生まれ～平成5年（1993）
大正11年  文展特選
大正14年  天皇陛下北陸巡幸の際に作品買い上げの栄誉を受ける
昭和に入ってからは 俗世の地位名声にとらわれずに仏像製作に専念する
こちらの作品は奈良の岡寺（正式名称は龍蓋寺）に秘蔵される 国の重要文化財の菩薩半跏像を模刻いたした作品になります寺伝では如意輪観音と言われています  和辻哲郎の［古寺巡礼］で岡寺の観音は半跏の膝に肘をついて 夢見る如き和かな瞑想に耽ると書いています

高さ約40㎝   幅約16.7㎝   奥行約17㎝   重さ約6.6キロ
晩年の山本山雲が岡寺に幾度もなく通い  菩薩との対話を重ね仕上がった 山本山雲の遺作なった最高の出来ばえとなっています

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